プログラミングを学びましょう
プログラミングに挑戦してください、小中学校で学んできた国語と同じです。
パソコンが1982年にPC-9800シリーズとして登場し、10年後のインターネットの波とともにITの世界が急速に拡大しました。80年代は、BASICでプログラムを作ったりバッチファイルでパソコンを自分好みに改造したりとか、ほとんどの人がコンピュータと対等の関係にあったように思います。
今はどうでしょう、便利なネットアプリや、クラウドサービスに包まれ、それらを消費するだけに追われていませんか。理解することも難しくなってきました。プログラムを書くどころか、コンピュータシステムの仕組みすら謎になってきました。
思い出してください、小学校・中学校で国語を学んだ頃を。一度は詩を作る機会があったでしょうし、作文の時間もありましたね。国語を学んできたおかげで、それらのことが出来るようになっていたのです。
同じようにコンピュータ科学の基礎をきちんと学べば誰もがプログラムを理解出来るようになります。
子供たちに、コンピュータをどのように学んでもらうか。
コンピュータ科学の学び方をこどもの目線から捉えた素晴らしい講演です。リンダ・ルーカスさんのレッスン方法の発想と説明の仕方に脱帽です。(こども教育のあり方が世界共通の課題なのだということもよくわかります)。↓↓ Youtubeを是非ご覧ください。
東京工業大学の提供するコンピュータサイエンス入門概要も素晴らしい
プログラミングは個人のもの、正解なんて無い。
親友を励ます手紙を他人に考えてもらいますか。唯一の手紙、それが自分のコンピュータプログラムです。真っ白な便箋に自分の思いや考え方を書くとき誤字がないように誤解を与えないような文章を心がけますね。そしてその手紙は世界に一つのはずです。
ですから、他人が「こういう励まし方をしないとだめだ」などというのは的外れです。自分でアルゴリズム(何をどういう順番でどう処理するかのことです)を考え自分の気に入ったプログラム言語でコツコツと書いていく。それがプログラムなのです。
世界的にもコンピュータ科学の教科書(本)がなかったので無理もない。
数学や物理学は学問として数百年の歴史があり、普遍的な真実として確立されてきた事項を丁寧に整理し、その国の言葉で教科書として出版されています。。コンピュータ科学の場合は歴史が浅く、しかも理論だけではなく周辺技術も変化し続けており、特にインターネット技術については、今日習ったことが1年先は消えているということも起こりうるのです。
最新と思われる事が変化し続けますから紙ベースで安定した教科書を作るには無理があるのです。しかし、人類がどうやってコンピュータの論理演算を発明し、技術的にも電子回路や記録媒体の高密度高速化にいかに取り組んできたかという経緯は変わりません。
今日のCPUとチップセットのアーキテクチャ(全体構造)はこれらの歴史を踏まえて誕生してきたものですからこの事を学ぶことは明日の技術発展を考える上で非常に重要なことなのです。
プログラミングは人生を楽しくします。大人の電子工作だと思えばいい!
プログラミングというと今の生活に何も関係のない世界だし、そんなの役にたつの?と思われるかもしれません。
しかし、科学者や最先端技術開発者になりたいと思われる方は別にして、街のプログラマー、個人プログラマーなら必ずなれます。
自分の手で今までなかった世界を創造できるという楽しくて仕方がない時間を得ることが出来ます。そして、2進数や論理演算を学んでから命令を打ち込んでいくと、今自分がコンピュータに何をさせようとしているのか実感できます。